2006年01月09日

エイズ新薬へ一歩 抑制物質を人工合成 長崎大グループ

海洋生物に微量に含まれ、エイズウイルス(HIV)の増殖抑制効果があるとされる天然有機化合物「ラメラリンα20―サルフェート」を人工的に合成する方法を、長崎大工学部の岩尾正倫(まさとも)教授(53)=有機合成化学=らの研究グループが世界で初めて開発した。

近く特許を申請する。
岩尾教授は「自然界ではごく微量しか採取できないが、人工合成なら一定量を確保できる。

新薬開発に向けた第一歩」と話している。

ラメラリン系化合物については、米国のスクリプス海洋研究所が一九八五年、貝の一種「ベッコウタマガイ」から初めて採取。
これまでに自然界で約三十種類が確認された。
特に、同研究所が九九年にアラビア海産ホヤから検出した「ラメラリンα20―サルフェート」は、試験管内でHIVの感染細胞に注入する実験で、ウイルス増殖に不可欠な酵素の一つ「インテグラーゼ」の働きを阻害して増殖を抑えた、という研究結果が報告され、世界的に注目されている。

岩尾教授のグループは九七年、ラメラリン系化合物の基本となる物質の合成に初成功。
昨年十月には、医薬品原料の有機化合物「フェニルエチルアミン」の一種を基に、十四段階の化学合成を経て、ラメラリンα20―サルフェートを生成することに成功した。


ここから、非臨床試験、治験と長い関門が待っていますが、是非とも、新薬候補が見つかることを期待します。



posted by ホーライ at 09:28| Comment(0) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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エイズ新薬へ一歩 抑制物質を人工合成 長崎大グループ
Excerpt: 海洋生物に微量に含まれ、エイズウイルス(HIV)の増殖抑制効果があるとされる天然有機化合物「ラメラリンα20―サルフェート」を人工的に合成する方法を、長崎大工学部の岩尾正倫(まさとも)教授(53)=有..
Weblog: 蛋白質の勉強部屋☆
Tracked: 2006-01-09 12:15

いままでにエイズで亡くなった方は全部で何人?
Excerpt: ●●★●●●● 問題:「HIV 自然消滅!? 英国人男性、陽性→陰性に」(YAHOO! NEWS←産経新聞051114) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20..
Weblog: 町人思案橋・クイズ集
Tracked: 2006-01-16 10:48
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